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東京奇譚集 村上春樹

東京奇譚集 村上春樹

東京奇譚集を読みました。

村上春樹の書いた東京奇譚集の文庫版が新潮文庫から出版されましたね。新聞の書評を見て、怖いもの見たさで購入。出かけたときの移動の空き時間に読もうと思って買ったのに、続きが気になって自宅ですいすいと読んでしまった。

ノルウェーの森も読んでない私にとってはじめての村上春樹。一番初めのお話、「偶然の旅人」がとっても良かったんです。村上さんの体験したジャズの曲にまつわるエピソードも好きだけど、その後の調律師の友人の実体験がじーんときました。

自分がゲイだとカミングアウトしたために姉と音信不通になっていた友人は、いろいろの偶然に導かれ、10年ぶりに姉に電話することが出来たんです。その偶然が本当に幾重にも重なっている。

そんな偶然が自分にもおこっているかもしれない、でも見過ごされているんだ、と。こちらに強く求める気持ちがあればそれはメッセージとして見えてくるんだという説に妙に納得。そうであってほしいなあ、と強く思いました。他の4つのお話は少し腑に落ちない感じがしましたが、この「偶然の旅人」、おすすめです。

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